SD戦国伝 天下統一編 用語解説・考察



 若武者隊 【わかむしゃたい】


二代目大将軍による天下平定を支えた頑駄無軍団の主力部隊。

武者頑駄無をリーダーに、若農丸頑駄無、若精太頑駄無、若隼頑駄無、若獅頑駄無、
若龍頑駄無、若犀頑駄無、そして武者真悪参…次代を担う若者達8人で構成されていた。

この部隊の働きがなければ暗黒軍団壊滅は不可能であったと言われ、
事実そのあまりの強さに敵はいなくなったというのは有名な逸話。

彼等こそ、のちにその名を天下に知らしめた『頑駄無七人衆』である。

なお、武者真悪参は暗黒軍団との大戦の最中、将頑駄無の白銀の盾を盗み、闇に消えたという。
その後、彼の姿を見たものはいないが、スダ・ドアカワールドにいるというウワサも。

今石画伯によるムシャガンダムのコミックワールドで初登場。今石画伯や横井画伯により、これまでちょこちょこと語られていた七人衆の過去話を天下統一編を機に纏められたのが若武者隊のエピソードである。

荒烈駆主の活躍する本編とは関係ないが、天下統一編のバックボーンとして存在している。
初代大将軍が殺されちゃった本来の歴史はこんなんだよ〜って感じで。

『若武者隊』→(真悪参抜ける)→『頑駄無七人衆』→(各々修行の旅へ)→(将頑駄無から招集)→『武者五人衆』→『武者七人衆』

若武者隊の変遷を辿るとこーんな感じ。将頑駄無からの召集がかかるあたりが『武者七人衆編』。
それで武者の位を全員が授かるから「武者五人衆」。五人なのは将頑駄無が招集をかけても農丸と斎胡の2人が集まらなかったため。
来なかった理由は、農丸は隠密頑駄無として頑駄無軍団の影の存在となり、斎胡は闇軍団に捕らえられてしまったから。
あとはその二人が出てきて武者七人衆の誕生になるのでした。



 武者がいない


“武者”の単語が出てこない。武者ガンダムシリーズなのに“武者”がいない。
そんなわけで「○○頑駄無」のネーミングが定着したのがこのシリーズ。

理由は単純で「武者の称号が存在しないから」。
武者頑駄無の設定にもあるように彼が初めて武者の位を授っており、その武者頑駄無が登場するまでは“武者”の称号を持った者はいないという事になる。
正確には武者頑駄無は若武者隊のエピソードで登場。ただし、それは天下統一編後記とでもいうべき物語で、荒烈駆主が飛ばされた時代よりもあとのお話となります。

 本来の天下統一編


地の鎧の継承者である荒烈駆主が未来から飛ばされてきたことにより、歴史改変がなされた天下統一編の世界。
では荒烈駆主が存在しなかった本来の次元、つまり武者七人衆編に繋がる歴史とはどのようなものだったのか振り返ってみましょー。

■地の鎧の継承者が現れない。
■三人揃わなかったため、初代頑駄無大将軍は黒魔神(闇皇帝)の手によって死亡。
■四獣王も全員、死亡。

これが、荒烈駆主が飛ばされた時期の本来の歴史。
武者七人衆編に繋げるにはここよりおよそ30年の間に

●頑駄無軍団が二代目大将軍によって結成される。
●若武者隊を中心とした頑駄無軍団による天下平定。若武者隊、修行の旅へ。
●闇軍団の襲撃。武者七人衆編の光と闇の戦いへ・・・。

以上の出来事を挟めばOK。

天下統一編の発表以前から、頑駄無軍団が大戦を経て天下平定したという設定はありました。 この大戦の敵が“暗黒軍団”とは限りませんが、若武者隊の因縁をみるかぎり暗黒軍団で良いのではと思います。

さらに付け加えるならば、初代が死して二代目が頑駄無軍団を旗揚げする間に、 殺駆と百ノ進が時穏の国へ移り住んだこと、百ノ進(字音大君)の暗殺などが入ります。

武者七人衆編において初代大将軍を殺したのが闇皇帝であるという事実を知る者が少なかった(いなかった?)のは、 大戦終了時まで黒魔神の存在を掴むまでには至っておらず、初代の死は単に暗黒軍団との戦いでの戦死(か暗殺)と思われていたのではないか、と思ったり。 暗黒軍団壊滅も頑駄無軍団は龍将や飛将、あるいは何らかの影武者を大将と見なして討ち取ったんじゃないかなー。

暗黒軍団が天下統一編で設定された後付けなため、どう考えても全ては妄想でしかないのですが、武者七人衆編との間の30年をこうやっていろいろ考えるのも面白いものですよ。



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